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「対話によるCommon Lisp入門」 栗原正仁著

小飼弾さんのブログ風に目次を書いておきます。

第一部 基礎的な対話
第1話 Lispを動かしてみよう
第2話 関数を定義してみよう
第3話 プログラムやデータの構造を学ぼう
第4話 リスト処理の基本関数を理解しよう
第5話 エディタで再帰的プログラムを作ろう
第6話 再帰的なリスト処理を楽しもう
第7話 制御構造や変数を使い分けよう
第一部の練習問題および解答

第二部 発展的な対話
第8話 関数の柔軟な仕様
第9話 関数型プログラミング
第10話 命令型プログラミング
第11話 表とデータ抽象
第12話 オブジェクト指向プログラミング
第13話 Lispの内部構造とインタプリタ
第二部の練習問題および解答


書名の通り対話形式で説明が進み、lengthやreverseなどの組込み関数を自分で定義しながらS式の評価順序や再帰的処理の考え方を学習していくという構成です。

所々にsLipというショートエッセイが載っていてとても興味深い話を読むことができます。
特に、car,cdr,consという一番基本的な関数をラムダ式と関数呼出しだけで定義するところは驚きました。

また、再帰の説明だけでなくloopを使った反復処理などの命令型プログラミングについても詳しく説明されているので、C言語などの命令型プログラミング言語を勉強したことがある人が関数型言語を勉強するのにも適していると思います。

CLOSというオブジェクト指向プログラミングについてもわかりやすく説明されていて、最後にはインタプリタを作ってしまいます。

ただ、Common Lispの一番の特徴と言われるマクロについてはショートエッセイで軽く触れられているだけなので、マクロについては別の本を読む必要があります(この本に載っていることだけでも十分プログラムは書けますが)。

マイナー言語を勉強しようとしても、名著と言われる本は殆ど入手困難になっていたりして、この本もそうなってしまうのかと思っていたら、POD(Print On Demond)で注文できるようになったそうです。

森北出版さん、Good job!

PODが普通になる日が早くきてほしいです。

ちなみに、この本の印税はすべて国際児童基金(ユニセフ)に寄付されるそうです。
(栗原先生もGJ!)

Tech-NEET the GJ! generator.

対話によるCommon Lisp入門 POD版対話によるCommon Lisp入門 POD版
(2008/02)
栗原 正仁

商品詳細を見る
対話形式の入門書。
基本的な事項から始めて最後にはインタープリターを作る。
CLOSについても詳しく説明。

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